日本の棚田１００選

熊野市紀和町丸山地区にある棚田（千枚田）は、約400年前には2,200枚があったという記録が残されていますが、その後高齢化等により530枚にまで減少しました。
しかし1994年「丸山千枚田条例」の制定、そして地元住民と市との協力により、現在は1340枚を数える程になっています。
5月の水を張った時期や、9月の稲が実った時期の景観を始め、１年を通じて表情を変え、日本の原郷のような風景を残すこの棚田は、多くのカメラマンが撮影に訪れる場所です。

熊野市指定文化財天然記念物

高さ300ｍ、幅500ｍにも及ぶ大絶壁が「大丹倉」です。「大丹倉」の“丹”は“赤”で、実際、岩に含まれる鉄分が酸化して この大絶壁の岩は赤い色をしています。
昔から苦行を行う修験者たちの聖地であったというのもうなずける雰囲気を持った場所です。
県道52号沿いから見る風景が写真のものですし、岩山の上にも登れます。
【自動車で大丹倉へ行くには】
JR熊野市駅 （県道七色峡線　約20分）⇒ 　井戸町瀬戸 （一の水林道約20分）⇒ 　育生町赤倉 （赤倉林道　約10分）⇒ 　育生町丹倉 （終点）徒歩で５分ほどで頂上です。